2023/11/29
地盤調査とは?
住まいの安全性を左右する「地盤」
いくら頑丈な家を建てても、地盤に問題があっては、住まいの安全は守られません。
新築工事の前には必ず地盤調査を行い、調査の結果「地盤が弱い」と判断されたら今度は地盤改良工事が必要になります。
今回は地盤調査の基本的な知識や調査方法、費用などを解説します🏠
〇地盤調査とは
住宅や建物を建てる前にその土地(地盤)が、建てようとする住宅の重さに耐えられる土地か、液状化の危険度などを調査することです。
建物がいくら丈夫でも、家の基礎となる地盤が弱ければ安全な住まいとは言えません。
一見頑丈そうに見えたとしても、実は柔らかい地盤だったりすることもあり、調べてみなければ地盤の強さはわかりません。
〇地盤調査で分かること
家を建てる際におこなわれる地盤調査は、地盤の強さを調査し、問題なく家を建てられる土地であるかを知ることが目的です。
調査のなかで、地盤の強さ以外に昔からある土地なのか、切土や盛土などあとから造成された土地であるのか、地下水位(地下水までの深さ)の把握、液状化が起きる可能性、地層の種類などがわかります。
地盤調査の結果から、地盤にあわせた基礎を判断したり、結果によっては地盤改良の工事をおこなう必要があります。
〇地盤調査の方法は?
💡SWS試験(スクリューウエイト貫入試験)
一戸建てを建てる際の一般的な地盤調査方法で、ロッドと呼ばれる鉄の棒を地面に垂直に貫入させ、これを回転させながら地盤に垂直にねじ込み、重さと回転数から地盤の強さを調査します。
ロッドがスムーズに沈めば軟弱地盤、なかなか沈まないようであれば固い地盤ということです。
荷重がかかりやすい建物の四隅と、中心部分の計5か所を測定するのが一般的です。
スクリューウエイト貫入試験にかかる費用は5万円前後。ボーリング調査に比べると、低コストで行うことができます。調査にかかる時間も約半日と短めです。
〇セカンドオピニオン
セカンドオピニオンを使うには数万円の費用がかかりますが、あまりに地盤改良工事費用が高い場合には有効です。
地盤調査データを第三者がチェックし、過剰な改良工事を行わないためにもセカンドオピニオンはしましょう✨
〇地盤調査は誰が行うのか
一戸建ての買主が家を建てるハウスメーカーや建設会社に依頼し、その会社が地盤調査を手配するケースが一般的です。
この場合、ハウスメーカーや建設会社から依頼された専門の地盤調査会社が調査を実施し、地盤調査報告書を作成する流れとなります。
ただ、専門の調査会社でなくともハウスメーカーや建設会社で調査をする専門の部署がある場合は、その会社で地盤調査をおこなうこともあります。
〇まとめ
家を建てる前に必要となる地盤調査をご紹介しました。
安心・安全な家づくりに欠かせないものです。
これから土地を購入して家を建てる方、建て替えを行う方は、参考にしてみてください😊✨
前の記事 : カーテンレスでプライベートを守る暮らし
次の記事 : 【2024年補助金・助成金】地域型住宅グリーン化事業は140万円受け取れます